中国伝統医学と東洋医学


中国はり 私の母国の中国では、鍼灸・漢方薬・推拿(中国マッサージ)は中国医学の三大治療です。 これらは西洋医学と肩を並べる医療の主流でもあります。 近年、鍼灸は身体に副作用がなく注目しつつあります。 当院は、中国医学鍼灸技法と日本鍼灸技法のよい部分を組み合わせ、更に中国推拿(中国マッサージ)を加え、一層の治療効果が期待できます。

中国伝統医学について

中国はり 中国伝統医学では全身を見て治療を行います。 通常は弁証という脈診、問診、触診などから「証」という概念で治療方針を決めます。 (※証とは西洋医学で言うところの病名(診断名)のことを指します) 自然治癒力という本来人間の心身が持っている力を高めることで治癒を導いていきます。 診断は四診(望・聞・問・切)という診断法で行います。 (西洋医学と違い、機械を使用したり採血を行ったりしません) この診断法により体を侵襲せず、負担がかかりません。

鍼は国家資格取得者による施術

昨今、スパやサロンでは十分な教育を受けることなく施術を行う自称プロのセラピスト「職業的治療家」が数多く存在しています。その中、高度な知識と技術が必要とされる美容鍼灸は、鍼灸師の国家資格を取得した者のみに施術が許された安全で安心な美容の特殊技術です。 鍼灸師を要請する教育カリキュラムでは、最低3年という時間をかけて「解剖学」「生理学」「病理学」「運動学」などの基礎医学をすべて学ぶことが義務付けられています。それらを身につけたうえで国家資格を取得した者のみに施術が許される美容鍼灸。これが安心・安全と言われる大きな要因の1つです。 医療技術者として国家資格を有する鍼灸医師は、医療に関する一定の知識と技術を法的に身に着けています。そのため、例えばニキビ、吹き出し物、円形脱毛症、肥満など、容姿に悪影響を及ぼす各種の疾患に対する治療を行うことができます。言い換えれば、鍼灸師は美容に関連の深い疾患に対する治療行為も行うことができるということです。 鍼灸師は、健康と美容に対して総合的に対応できる「かかりつけのセラピスト」であると言えるでしょう。